ベントレーの内装に使用されるレザー《photo by Bentley》

ベントレー(Bentley)は8月25日、国際的な非営利団体の「レザーワーキンググループ」に、自動車メーカーとして初めて加盟した、と発表した。

2005年に設立されたレザーワーキンググループは、皮革の製造業者、取引業者、供給業者、技術専門家、ブランドや小売業者で構成されている。ファッション、アクセサリー、フットウェアから家庭用品、インテリア、自動車に至るまで、さまざまな業界を代表している。 皮革産業の環境性を向上させることを目的としたレザーワーキンググループは、明確なベンチマークと厳しい監査基準に基づいて皮革メーカーを監査し、独立してモニタリングを行っている。

ベントレーは、レザーワーキンググループが認証する企業会員になった。2022年の開始までに、すべてのレザーをレザーワーキンググループの監査プロセスを完了したサプライヤーとタンナーから調達することを目指している。そして、最終的な目標は、継続的な改善の文化を通じて、それぞれのサプライヤーがレザーワーキンググループのゴールドスタンダード賞を獲得することにあるという。

ベントレーは、欧州から高品質のレザーハイドを調達し、食品産業の副産物であるレザーのみを購入している。ベントレーの工場では、熟練したトリムチームが訓練を受け、廃棄物を最小限に抑えながら、それぞれのハイドの下処理とプライミングを行い、ベントレーのインテリアに配置している。レザーは時間の経過に耐えうる素材。これまでに製造されたベントレー車の80%以上が現在も道路を走っており、その多くにオリジナルのレザーシートが使用されている。これは、ベントレーの職人が過去102年の製造期間中に行ってきたケア、品質管理、そして細部への配慮の証し、と自負する。

今回、ベントレーがレザーワーキンググループのメンバーとして認定されたことは、品質と持続可能性の観点から、すべての素材が最高水準であることを保証するというベントレーのコミットメントを示すもの、としている。

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