メルセデスベンツ Cクラス 新型《写真提供 メルセデス・ベンツ日本》

メルセデス・ベンツ日本は、 7年ぶりのフルモデルチェンジとなる新型『Cクラス』(Mercedes-Benz C-Class)を発表、7月下旬からセダン/ステーションワゴンの先行予約受付を開始する。

新型Cクラスは進化した安全運転支援システム、縦型の大型センターディスプレイ、直感的な行先案内が可能なARナビゲーションなど、フラッグシップモデルである新型『Sクラス』譲りの新技術を多数採用する。また内外装のデザインにもSクラス譲りの要素を取り入れながら、随所にCクラスらしいスポーティさも表現。さらに、ISGとプラグインハイブリッドにより、全ラインアップを電動化した。

価格はセダンの「C200アバンギャルド」が654万円、「C200 4マチック アバンギャルド」が684万円、「C220dアバンギャルド」が682万円。PHVモデルの「C350eアバンギャルド」は価格未定。ステーションワゴンは「C200アバンギャルド」が680万円、「C220dアバンギャルド」が708万円。

◆伸びやかでスポーティなプロモーション

エクステリアは、短いフロントオーバーハングと長いホイールベース、リアオーバーハングの組み合わせにより、ダイナミックな印象としている。ウインドスクリーンとキャビンを大きく後方に置くことで、Cクラスらしい、伝統的でありながらスポーティなプロポーションを実現。先代モデルと比較し全幅の拡大は10mmに抑えながら、全長は65mm伸長し、伸びやかなシルエットとした。また、「センシュアル ピュリティ(官能的純粋)」というデザインの基本思想に基づき、ラインやエッジを大幅に削減。曲線を描く彫刻的な面により、特殊な陰影を生み出している。

ヘッドライトは、先代より薄くエッジの効いたSクラス譲りのクールなデザイン。緩やかな多角形のラジエーターグリルの中央には、スポーティな印象を与えるスリーポインテッドスターを採用する。リアエンドにも、Sクラス譲りの三角形で横長の2分割型リアコンビネーションランプを採用。よりワイドでシャープに見せるデザインとしている。

◆Sクラス譲りの上質さにCクラスらしいスポーティさを加えたインテリア

インテリアデザインもSクラスの要素を取り入れながら、Cクラスらしいスポーティさを加えている。ダッシュボードは上下2つに分かれており、上部は翼のような形状に、航空機エンジンのナセル(樽型カバー)を想わせる丸みをつけたやや横長の新デザインの角型エアアウトレットを配置。下部には大きなインテリアトリムをあしらい、センターコンソールからダッシュボードへと途切れなく続いている。12.3インチの大型コックピットディスプレイは自立型でダッシュボード上部と大きなインテリアトリムの手前に浮かんでいるように見える。

ステアリングホイールもメルセデス・ベンツの最新世代の採用。ナビゲーションやインストゥルメントクラスター内の各種設定や安全運転支援システムの設定はすべて手元で完結できる。シートの調整スイッチやドアハンドルが配置されたフロントドアのブラックパネルは、エッジがクローム仕上げとなり、ドア表面から浮き上がるようなデザインとなっており、アンビエントライトの照明による上質感を演出する。

また、ホイールベースは従来より25mm、後席レッグルームは21mm伸長し、後席のヘッドルームも13mm拡張。後席の居住性が向上している。

◆全モデル電動化、2022年内にPHVモデルを導入予定

新型Cクラスは、ISGおよびプラグインハイブリッドにより全ラインアップを電動化した。C200/C200 4マチックには、最高出力204ps/最大トルク300Nmを発生する新型1.5リットル直列4気筒ターボエンジンを、C220dには同200ps/440Nmを発生する2.0リットル直列4気筒ディーゼルターボエンジンを採用する。いずれも出力がアップしたISGによって最大で20ps/200Nmのブーストが可能。C220dはメルセデス・ベンツ初のクリーンディーゼルエンジンとISGを組み合わせたモデルとなる。

また2022年内には、プラグインハイブリッド「C350e」の日本導入を予定している。パワートレインは最高出力204ps/最大トルク320Nmを発生する新型1.5リットル直列4気筒ターボエンジンと最大129ps/440Nmを発生する電気モーターの組み合わせ。冷却システムを備えた25.4kWh大容量リチウムイオンバッテリーを採用し、回生ブレーキの効率を高めるなどの結果、EV走行距離100kmを達成している。

◆安全運転支援システムやARナビなど、Sクラス譲りの最新技術

新型Cクラスは、Sクラス譲りのメルセデス・ベンツ最新技術を多数採用する。安全運転支援システムは、各種レーダーやセンサー、カメラなどをグレードアップ。サポートの精度を高めている。また、12.3インチのワイドディスプレイを採用するインストゥルメントクラスターと、11.9インチの縦型ディスプレイを採用するセンターディスプレイの2画面を標準装備。対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を採用する。さらにDセグメント初となるAR(拡張現実)ナビゲーションを採用。車両の前面に広がる現実の景色がナビゲーション画面の一部に映し出され、その進むべき道路に矢印が表示される。

このほか、生体認証(指紋、声)によるシートポジション等の設定や、片側130万画素の高機能ヘッドライト、良好な取り回しと優れたハンドリングを実現する後輪操舵システム「リアアクスルステアリング」などを装備する。

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