ボルボカーズの次世代EVのセンサーのイメージ《photo by Volvo Cars》

ボルボカーズ(Volvo Cars)は6月24日、次世代のEVに最新LiDAR技術とAI(人工知能)駆動のスーパーコンピュータを標準装備すると発表した。より多くの人命を救うのが目的という。

ボルボカーズの次世代のEVには、ルミナーが開発したLiDAR技術を含む最先端のセンサーと、エヌビディアの「NVIDIA DRIVE Orin」システムオンチップを搭載した自動運転向けスーパーコンピュータが標準装備される予定だ。

ボルボカーズはこのハードウェアと、ボルボカーズ、ゼンセアクト、ルミナーのソフトウェアを組み合わせ、次世代の安全パッケージによる衝突回避技術を実現することにより、死亡事故の減少を目指していく。

ボルボカーズは、この新しい安全パッケージにより、衝突事故の減少を目指す方針だ。オンラインによる継続的なソフトウェアのアップデートにより、時間の経過とともに衝突事故の減少率が加速することが予想されるという。また、この新技術は、今日の重傷者や死亡者の大部分を占める交通状況に特化して、設計されている。

ボルボカーズのヘンリック・グリーンCTO(最高技術責任者)は、「より安全な車両を提供するために、長期的には衝突をゼロにし、事故を完全に回避することを目指していく。オンラインを通じての継続的なアップデートにより、安全技術を継続的に改善していくことで、衝突がますます稀になり、より多くの命を救えると考えている」と述べている。

ボルボカーズの次世代EVのセンサーのイメージ《photo by Volvo Cars》 ボルボカーズの次世代EVのセンサーのイメージ《photo by Volvo Cars》 ボルボカーズの次世代EVのセンサーのイメージ《photo by Volvo Cars》