ボルボ XC60 現行型(参考)《photo by Volvo Cars》

ボルボカーズは6月21日、SUVのボルボ『XC60』(Volvo XC60)に将来、EVを設定すると発表した。

ボルボカーズは2020年代の半ばまでに、世界新車販売50%をEVとする計画だ。そして2030年には、EVのみを販売することを目指している。ボルボカーズは現在、市販EVとして、『XC40リチャージ』と『C40リチャージ』の2車種をラインナップしている。

ボルボカーズは、ブランドのフルEV化計画に沿う形で、主力SUVのXC60にEVを設定する。XC60のEVには、ノースボルトとの合弁会社で開発するバッテリーが搭載される予定だ。

なお、この合弁会社は、年間最大50GWh(ギガワット時)の生産能力を持つギガファクトリーを欧州に新設し、2026年にバッテリーの生産を開始する計画。合弁会社で開発されたバッテリーを搭載する最初の車として、XC60のEVは2026年頃、デビューする見通しだ。

ボルボカーズのヘンリック・グリーンCTO(最高技術責任者)は、「次世代のバッテリーセル技術をノースボルトと共同で自社開発することで、ドライバーに特化したバッテリーを設計することができる。ボルボカーズのEV用に自社開発したセルを使うことにより、顧客が求める最適な航続や短い充電時間などの実現に注力することが可能になる」と述べている。

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