ステランティス(Stellantis)は5月18日、フォックスコン・テクノロジー・グループ(鴻海科技集団)と、その子会社のFIH Mobileとともに、合弁会社の「Mobile Drive」を設立するための覚書に署名した、と発表した。
Mobile Driveは、高度な家電製品、HMIインターフェース、サービスによって実現される革新的な車内ユーザーエクスペリエンスを提供するために、開発スケジュールを加速させることを目的とした50/50の議決権を持つジョイントベンチャーだ。
Mobile Driveでは、ステランティスのグローバルな車両設計やエンジニアリングの専門知識と、Apple社の「iPhone」の生産を請け負っており、シャープの親会社でもあるフォックスコンの進化するスマートフォンや家電製品のソフトウェア、ハードウェアの領域におけるグローバルな開発力を融合する。この組み合わせにより、Mobile Driveは、車内外でシームレスに接続された車内情報や新しいエンターテインメント機能を提供する。
Mobile Driveによるすべての開発の成果は、ステランティスとフォックスコンが共同で所有する。Mobile Driveは本社をオランダに置き、自動車メーカーのサプライヤーとして、ステランティスや他の自動車メーカーにソフトウェアソリューションと関連ハードウェアを供給するサプライヤーになる。
なお、Mobile Driveは、インフォテインメント、テレマティクス、クラウドサービスのプラットフォーム開発に注力し、人工知能(AI)ベースのアプリケーション、5G通信、OTA(Over The Air)によるサービス、eコマースの機会、スマートコックピットの統合環境などのソフトウェアイノベーションに注力する、としている。
ステランティス、次世代の車載コネクトやインフォテインメント開発へ…フォックスコンと合弁設立
2021年05月19日(水) 06時45分
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