アウディジャパンのフィリップ・ノアック社長は4月21日から受注を開始した新型『A3』シリーズについて「アウディの中でも非常に重要な商品」と述べ、全面改良モデルに期待を寄せた。
ノアック社長は「A3は実際にブランドの入り口的役割を担っていて、A3を購入したお客様が、その後『A4』、『A5』、『A6』とアップグレードされるパターンも多い。そうした意味でも非常に重要な商品」と説明。
さらに「A3は他ブランドからお客様を新規に獲得するという重要な役割を担っているモデルでもあるので、今回発売当初から1リットルモデルを導入できることはうれしく思っている。やはり魅力的な価格を設定することができているので、この1リットルモデルが他ブランドからのお客様を獲得するという意味で重要な役割を担ってくれると期待している」とも付け加えた。
日本市場に導入される新型A3のパワートレインは3種類のガソリンエンジンがあり、このうち直列3気筒1リットルターボには「コンパクトセグメントとして初めて48vのマイルドハイブリッドシステムを搭載」。最高出力190馬力の直列4気筒2リットルターボエンジン搭載の40TFSIはクアトロとの組み合わせとなっているほか、ハイパフォーマンスモデルの『S3』には最高出力310馬力、最大トルク400Nmの直列4気筒2リットルターボエンジンが用意されている。
欧州ではこのほかにディーゼルやプラグインハイブリッドモデルがあるが、ノアック社長は「モデルラインアップ体系がますます複雑になってしまう」ことや、「急速にピュアEV化を進めていきたい」との方針から、見送ったことを明かした。
【アウディ A3 新型】日本法人社長「アウディの中でも非常に重要な商品」…1Lはブランドの入り口
2021年04月22日(木) 08時30分
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