トヨタ自動車(Toyota)の米国部門は3月16日、トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・ケンタッキー(TMMK)の生産台数が1300万台を達成した、と発表した。
TMMKは1986年、北米初のトヨタ単独での車両工場として設立された。現在は『アバロン』や『カムリ』など組み立てているほか、直4とV6のエンジンも生産している。
同工場の生産1300万台目となったのが、『RAV4ハイブリッド』だ。TMMKは2020年1月、RAV4ハイブリッドの生産を開始した。RAV4ハイブリッドには、直噴2.5リットル直列4気筒ガソリンアトキンソンサイクルエンジン(最大出力176hp、最大トルク22.5kgm)にフロントモーター(最大出力118hp、最大トルク20.6kgm)、リアモーター(最大出力54hp、最大トルク12.3kgm)を組み合わせたトヨタハイブリッドシステムを搭載する。
システム全体で、219hpのパワーを引き出す。小型・軽量・低損失化技術と「TNGA」による2.5リットル「ダイナミックフォース」エンジンの高い燃焼効率と高出力とのシナジーにより、優れた動力性能や低燃費を追求した。このハイブリッドパワートレインは、エンジンの高トルク化により、アクセル踏み込み時のレスポンスや加速性能を向上させた。燃焼効率の引き上げとトランスミッションの高効率化により、動力性能と低燃費の両立も図った。バッテリー(二次電池)は、ニッケル水素を使用している
米国トヨタの目標は、2025年までに新車販売の40%を電動モデルにすることだ。電動化比率は2030年までに70%近くまで増加すると見込んでいる。
米トヨタ・ケンタッキー工場、生産1300万台… RAV4ハイブリッド がラインオフ
2021年03月18日(木) 17時45分
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