ルノー・カングー Z.E.ハイドロジェン《photo by Renault》

ルノーグループ(Renault Groupe)は2月19日、小型商用燃料電池車向けの水素貯蔵システムにおいて、フォルシアと提携することで合意した、と発表した。

ルノーグループは2021年内をメドに、フォルシアから小型商用燃料電池車向けの水素貯蔵システムの供給を受ける。これらのシステムは、フランス・バヴァンにあるフォルシアのグローバルセンターで開発・生産される。フォルシアは、フランス・アレンジョワに水素貯蔵システム専用の新工場を建設中。この工場が完成すれば、水素貯蔵システムの生産能力が引き上げられる。

フォルシアによると、今回の提携はエネルギー転換の基礎として、またゼロエミッションモビリティのソリューションとして、水素の利用を拡大するという両社の共通のビジョンの一環になるという。燃料電池車のテクノロジーは、2030年までに電動パワートレインとの組み合わせで重要度を増す見通し。そのため、フォルシアは燃料電池車の普及を加速するために、重要なリソースを投入していく。

ルノーグループによると、水素貯蔵システムに関する今回の提携は、小型商用車向けの市場に対応するH2ソリューションを提供し、ヨーロッパで急成長しているこの市場で30%以上のシェア獲得を目指すルノーグループの戦略の一環になるという。

ルノーグループは、パートナーと協力し、フランスで独自のエンドツーエンドのグリーン水素、燃料電池のバリューチェーン、新しい価値を生み出す活動を構築していく、としている。

ルノー・カングー Z.E.ハイドロジェン《photo by Renault》 ルノー・カングー Z.E.ハイドロジェン《photo by Renault》 ルノー・カングー Z.E.ハイドロジェン《photo by Renault》 ルノー・カングー Z.E.ハイドロジェン《photo by Renault》 ルノー・カングー Z.E.ハイドロジェン《photo by Renault》