Bridgestone Innovation Gallery エントランス《写真撮影 諸星陽一》

ブリヂストンは1960年に東京・小平に開発&製造部門を設立。地域に根ざした企業として、地元からも愛されている。なかでも2001年に開設された企業博物館の「ブリヂストンTODAY」はこれまでに25万人の来場者を記録するという人気ぶりであった。

そうした人気の施設である「ブリヂストンTODAY」を改装、新たに従来の展示スペースの1.5倍の敷地面積を有する「ブリヂストンイノベーションギャラリー」として再オープンした。ブリヂストンは小平地区の再開発をすすめており、いずれはテストコースも併設された新施設「ブリヂストンイノベーションパーク」として完成する予定だ。


「ブリヂストンイノベーションギャラリー」について「当社の製品や技術に触れる事で共感して頂き、共感して頂いた方々と将来の方向性を共議し、パートナーとして社会価値・顧客価値を共研し、共創することで新たなイノベーションを生み出していきます」と位置づけていて、見学者はもとよりビジネスで来社した人々も一部の施設を見学しながら、目的部署に向かう設計となっている。

「ブリヂストンイノベーションギャラリー」は以下の4つの部門から構成される。

1.「WHO WE ARE(挑戦の歩み)」
歴史を通じてDNAを感じ、新たなチャプターへ向かう挑戦の歩みを紹介


2. 「WHAT WE OFFER(モビリティ社会を支える)」
モビリティ社会を支え、社会に、お客様に提供している新たな価値を紹介


3.「WHERE WE GO(想像と共創)」
創造と共創をテーマに、共創・イノベーションを体験


4.「WHAT WE OFFER(新たなチャプターへ)」
新たなチャプターへ向けての活動を、リアルとデジタルで体感・共感いただく


F1用タイヤ開発時に使われたテストマシンの展示や、2017年のインディ500マイルレースで佐藤琢磨選手がドライブしたマシン(レプリカ)の展示など、インパクトのある展示物はもちろん、タイヤの開発や製造のプロセスがわかる展示コーナー、未来に向かっての技術や発想を体感できるコーナーなど、タイヤにまつわるさまざまなことをたっぷりと楽しめる施設となっている。


なお、来場時に予約などは不要で、入館料は無料で駐車場も無料で利用可能。公式ウェブサイトで予約すれば、ガイドツアーにも無料で参加できる。

■Bridgestone Innovation Gallery
住所:〒187-8531 東京都小平市小川東町3丁目1-1
敷地面積(各フロア合計):2276平米(除く駐車場)
開館日:月曜日〜土曜日
開館時間:10時〜16時(最終入館15時30分まで)
休館日:日曜・祝日・年末年始
※開館時間・休館日が変更になる場合あり、詳細は公式Webサイトを確認のこと
駐車場:48台 (乗用車42台、バス2台、障がい者用4台)
入館料:無料
来館予約:不要(自由見学)
※来館事前予約不要(来館時に来館情報登録を実施)
ガイドツアー:公式ウェブサイト上にて予約受付

Bridgestone Innovation Gallery ロビー《写真撮影 諸星陽一》 Bridgestone Innovation Gallery 2017年佐藤琢磨インディ500マシンレプリカ《写真撮影 諸星陽一》 Bridgestone Innovation Gallery  「WHO WE ARE(挑戦の歩み)」に展示される第一号タイヤのレプリカ《写真撮影 諸星陽一》 Bridgestone Innovation Gallery「WHAT WE OFFER(モビリティ社会を支える)」に展示されるさまざまなタイプのタイヤ《写真撮影 諸星陽一》 Bridgestone Innovation Gallery「WHERE WE GO(想像と共創)」に展示されるロードマン(かつて製造していたスポーツサイクル)《写真撮影 諸星陽一》 Bridgestone Innovation Gallery「WHAT WE OFFER(新たなチャプターへ)」に展示される月面探査車用タイヤ《写真撮影 諸星陽一》