GSX-R150(タイ)《写真提供 スズキ》

スズキは11月27日、二輪車の生産・販売を行っている子会社タイスズキモーター社(タイスズキ社)の販売事業を、新たに設立する販売代理店へ2020年12月より移管すると発表した。

現在、タイ国内におけるスズキの二輪事業は、生産をタイスズキ社で行い、販売はタイスズキ社が国内の北部エリアを、現地販売代理店であるBANスズキ社が南部エリアを担当している。今回、BANスズキ社とタイスズキ社が出資する新たな販売代理店「スズキモトセールスタイランド社」(SMCT社)を設立。タイスズキ社が直接担当していた北部エリアの販売事業を移管する。

今回の二輪車販売事業再編により、現地に根ざした販売ノウハウや販売ローンなど、BANスズキ社が持つ強みを活かした二輪車の販売活動をタイ全土で展開できる体制に移行し、販売力強化を図る。タイスズキ社は生産および完成車の輸出業務に専念することで、二輪事業の収益改善を進めていく。