IAAE2021のポスター《オンライン画面から》

国際オートアフターマーケット運営事務局は11月24日、「第18回国際オートアフターマーケットEXPO2021」(IAAE2021)についてのオンライン説明会を開催した。新型コロナの影響でリアルとオンラインのハイブリッド開催となった。

会期はリアル展示会が3月17〜19日で、場所は東京ビッグサイト西3・4ホール。一方、オンライン展示会は3月24日〜4月30日だ。ただ、事務局を務めるジェイシーレゾナンス(本社・東京都中央区)の山城彰彦氏によると、出展者には注意事項があるそうだ。

というのは、オンライン展示会だけの出展はできず、リアルの出展者のみがオンラインの展示会にも出展できるということ。さらに、オンライン展示会へ出展するかどうかは任意で、リアル展示会だけでも構わないのだ。ちなみにオンライン展示会に出展する場合、別途10万円(税別)がかかり、セミナー会場での動画配信についても1本当たり2万円かかる。

また、オンライン展示会もこれまで行われてきたオンライン展示会とは違うそうだ。リフラックス(本社・東京都渋谷区)のオンライン展示会システム「Sokoiru(そこいる)」を使うので、来場者はまるでそこにいるかのような臨場感を味わえるとのことだ。

「一般的なオンライン展示会では、来場者は他の人がどのようなブースに集まっているかを知ることは難しいが、Sokoiruでは自分のアバターが会場を動き回り、ブースにどれくらいの来場者があつまっているか、どのブースに人気があるか、直感的に見ることができる。予期しなかった新たな製品やサービスとの出会いを演出する新しいタイプのオンライン展示会システムと言える」とリフラックスの益城賢太郎取締役は説明する。

そのほか、ウェブ会議や個別チャットもでき、それを通じて商談や見積りも可能で、オンラインだけで商談を完結できる。また、出展者に専門知識がなくても、同社のカスタマーサービスでトータルサポートを行ってくれる。1月中旬には出展社向けのオンライン説明会を開くそうだ。

ただ、昨今のコロナ感染拡大で、出展希望者から「リアルの展示会は本当に開催できるのか」といった問い合わせも来ているそうだ。それに対して、ジェイシーレゾナンスでは現在「開催する方向で準備を進めている」と答えている。また、例年なら国内外から300社以上が出展していたが、今回は出展者数や来場者については読みづらく、全く見当がつかないそうだ。

IAAE2021のオンライン会場の様子《オンライン画面から》 IAAE2021のオンラインブースの種類《オンライン画面から》 IAAE2021のオンラインブースのイメージ《オンライン画面から》 前回(2019年)のIAAEの風景《写真撮影 山田清志》