日産自動車とインクリメントPがロケーションサービスで協業《写真提供 インクリメントP》

日産自動車とインクリメントPはロケーションサービスで協業、カーシェア「e-シェアモビ」とポイ活アプリ「トリマ」のコラボによる、新コネクテッドサービス「トラベルトリガー」の実証実験を11月4日から開始した。

日産が開発に取り組むトラベルトリガーは、ユーザーの行動傾向や、趣味嗜好に基づく旅行計画をスマートフォンのアプリへ提案し、新たな体験ができる旅行プランを提供するコネクテッドサービス。旅行計画に加え、旅行先での電気自動車(EV)充電時などの空き時間を利用し、発見や学びのある立ち寄り先をリアルタイムで提案するサービスへの発展も視野に入れ、開発に取り組んでいる。

日産が展開するe-シェアモビは、日産のEVとe-POWERのみを使ったカーシェアリングサービス。EVならではのドライビングの楽しさと快適さを体験できる電動化技術と、運転支援技術や自動駐車機能などの知能化技術を体感できる。一方、インクリメントPが展開する「トリマ」は、移動した距離や歩数に応じてマイルが貯まり、Amazonギフト券や様々なポイントに交換できるポイ活アプリ。7月のβ版公開から20万ダウンロードを突破している。

今回の実証実験では、2020年11日4日から2021年4月30日までの期間中、アンケートに回答した人に、トリマの1000マイルと、e-シェアモビをおトクに利用できるクーポンを提供する。トリマユーザーのe-シェアモビ利用を後押しするとともに、施設情報を関連付けた人流データやアンケート情報を活用し、車を降りた後にどのような立ち寄り観光地や店舗などへ行くかといった行動データを分析。トラベルトリガーの実現に役立てていく。

また両社は今後も協業を継続し、多様化するニーズに寄り添い、パーソナライズされたUX(User Experience)を提供する新たなロケーションサービスの創出に向けて加速していく。

トラベルトリガー《写真提供 日産自動車》 コラボレーションの概要図《写真提供 インクリメントP》