トヨタ紡織は9月24日、新開発のシートや内装品が、トヨタ自動車の新型車『ヤリスクロス』に採用されたと発表した。
「運転席6ウェイパワーシート」(Z、ハイブリッドZに標準装備)では、前後スライド、リクライニング、シート上下の3機能を1つのモーターで駆動させ、各機能が1モーションのスイッチ操作で作動する世界初の機構を開発。3機能がそれぞれのモーターで駆動していた従来品と比較し、シート作動性能を確保しながら、構成部品の最適化と軽量化によりコンパクトSUVへのパワーシートの提供を実現した。
トヨタコンパクトSUV初となる「4:2:4分割可倒式リヤシート」(Z、ハイブリッドZ、G、ハイブリッドGに標準装備)は、リヤシートの中央部だけを倒すことにより、長尺物をスムーズに積載でき、大人4人がゆったりと乗車可能。また、シートを前倒ししたときに、シートバックとデッキボードに段差が生じないようシートの可倒部の位置を最適化し、使いやすいラゲージルームの実現に貢献した。
同じくトヨタコンパクトSUV初となる「6:4分割アジャスタブルデッキボード」(Z、ハイブリッドZ、G、ハイブリッドGの2WDに標準装備)は、載せる荷物の高さに応じて荷室床面の高さを2段階で調節でき、左右を6:4で分割できる。また、4:2:4分割可倒式リヤシートと組み合わせることで、さらに多彩なアレンジが可能。コンパクトSUVとしての荷物スペースの使い勝手向上に寄与している。
その他の内装品では、ドアトリム・カーペットなどが採用。ユニット製品(エンジン関連製品)では、ハイブリッドシステム用モーターコア、エアクリーナー、キャビンエアフィルター、オイルフィルターなども採用されている。
【トヨタ ヤリスクロス】1モーターで作動する6ウェイパワーシート採用、トヨタ紡織が新開発
2020年09月25日(金) 10時00分
関連ニュース
- 中国IT大手のテンセントとトヨタ自動車が戦略提携 (04月25日 16時15分)
- トヨタ自動車がスポーツメディアを立ち上げ…『トヨタイムズスポーツ』開始 (04月17日 17時45分)
- トヨタ自動車、2025年から紙の新車カタログを廃止へ[新聞ウォッチ] (02月01日 08時53分)
- トヨタ自動車、1月8日週は工場を稼働…能登半島地震 (01月07日 17時30分)
- トヨタ紡織らが提案する自動運転ライドシェア空間…ジャパンモビリティショー2023 (11月02日 15時30分)