フォルクスワーゲン ID.4 のプロトタイプ《photo by VW》

フォルクスワーゲンは9月14日、9月24日にデジタルワールドプレミアする予定の新型EV、『ID.4』(Volkswagen ID.4)のプロトタイプの新たな映像を公開した。

ID.4はフォルクスワーゲンの新世代EVの『ID.3』に続く「ID.」ファミリーの2番目のモデルだ。ID.4は、フォルクスワーゲン初の本格的な電動SUVで、世界最大の市場セグメントに成長しているコンパクトSUVセグメントに投入するために開発されたEVとなる。

ID.4はID.3と同様、高い拡張性を持つ電動車専用のMEBプラットフォームをベースにしている。フォルクスワーゲンによると、ID.4はコンパクトなサイズ、広い室内、スポーティなキャラクター、直感的な操作方法、完全なコネクテッド機能など、ID.ファミリーのすべての長所を備えているという。

ID.4のモーターは、シングルスピードのトランスミッションを介してパワーを路面に伝達する。高電圧バッテリーはパッセンジャーセルの下に設置されているため、低い重心とバランスの取れた軸荷重配分を実現した。バッテリーの充電は、AC(交流)、DC(直流)、三相交流で行うことができる。駆動パッケージによっては、1回の充電で最大500km(WLTP計測)を走行することができるという。

フォルクスワーゲンは、このID.4の新たなプロトタイプの映像を公開した。ID.4が欧州の急速充電ネットワークの「IONITY」を利用し、30分以内に15.4kWhのバッテリー容量を充電できたことを紹介している。

フォルクスワーゲン ID.4 のプロトタイプ《photo by VW》 フォルクスワーゲン ID.4 のプロトタイプ《photo by VW》