ダイハツ・トール・アナザースタイルパッケージ装着車《写真提供 ダイハツ工業》

ダイハツ工業は9月15日、小型乗用車『トール』に予防安全、運転支援機能の拡充や、内外装デザインの刷新など一部改良を施し、発売した。またカスタムグレード向けに、より豪華にカスタマイズできるアイテムを新たにオプション設定したのも特徴のひとつとなっている。

開発責任者の嶋村博次チーフエンジニア(CE)は「トールの販売構成比率でカスタムは6〜7割を占めているが、お客様からは『もう少し豪華にできないのか』というお言葉も頂いているので、今回アナザースタイルパッケージを設定した」と、その背景を明かす。

アナザースタイルパッケージについて嶋村CEは「外観はトップシェイドガラスやメッキドアアウターハンドル、内装はハーフレザー調シートとイルミネーションをメーカーオプションで設定し、カスタムの上質感をさらに際立たせている」と解説する。

アナザースタイルパッケージは「カスタムG」、「カスタムGターボ」の両グレードに適用可能で、メーカーオプション価格は3万3000円。このメーカーオプションに合わせて、フロントバンパーガーニッシュやサイドストーンガード、バックドアスポイラーといったエアロパッケージもディーラーオプションとして用意されている。

トールは2016年の販売開始以来、トヨタ自動車やSUBARU(スバル)にも姉妹車をOEM供給しているが、販売台数ではトヨタ向けの『ルーミー』や『タンク』に大きく水をあけられているのが現状。嶋村CEも「OEMの台数がかなり占めているのは事実」と認めつつも、「今回はダイハツ独自のスタイルとして設定した。より質感の高い豪華なクルマという形を、それもお値段を抑えながらやっている」と、本家の意地ものぞかせていた。

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