ルノー・メガーヌ《photo by Renault》

ルノーグループ(Renault Group)は 9月3日、ブランドの再編を行い、ルノー、ダチア、アルピーヌ、ニューモビリティの4つのビジネスユニットにグループ化する計画を発表した。

このプロジェクトでは、ブランドによってグループ化されたチームの結束や動機付け、所属の意識を強化しながら、よりシンプルでより結果指向の組織を構築することを目指す。各ビジネスユニットには、多くの権限が与えられる。

このプロジェクトの一部として、各ビジネスユニットには、新たなトップを置く。例えば、ルノーブランドのトップは、ルノーグループのルカ・デメオCEOが兼任する体制とする。

ルノーグループの2020年上半期(1〜6月)決算は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大の影響もあり、最終損益が72億9200万ユーロ(約9170億円)の赤字となった。前年同期の黒字から、過去最大の赤字に転落している。

ルノーグループのルカ・デメオCEOは、「4つの強力なブランドと、部門横断的な組織への再編が、グループの再生にとって不可欠な手段」と述べている。

アルピーヌA110S《photo by Renault》 ダチア・サンデロ《photo by Groupe Renault》