テスラ(Tesla)のイーロン・マスクCEOは8月25日、容量を5割拡大したEV向けバッテリーの大量生産が、今後3〜4年以内に可能になるとの見通しを、ツイッターを通じて発表した。
テスラは北米向けの『モデルS』の2020年モデルに、「ロングレンジプラス」を設定した。米国EPA(環境保護局)が認定する航続が、EVとして初めて400マイルを超えて、402マイル(約647km)を達成している。
402マイルの航続は、同じバッテリーパックを積む2019年モデルの「100D」に対して、約20%の延長となる。EVパワートレインの効率向上、バッテリーやドライブユニットの軽量化などにより、402マイルの航続を実現している。
イーロン・マスクCEOは、自身の公式ツイッターを通じて、「400Wh/kg(エネルギー密度)で、長寿命のバッテリーの大量生産は、それほど遠くない。おそらく、3〜4年以内だろう」と語った。
エネルギー密度が400Wh/kgのバッテリーが実現すれば、テスラの現行EV向けバッテリーに対して、容量は5割拡大することになる。
テスラのマスクCEO、EV向けバッテリーの容量を5割拡大へ…4年以内に大量生産可能との見通し
2020年08月26日(水) 15時30分