スマートフォンでの利用イメージ:東京タワーの場合《画像提供 インクリメントP》

インクリメントPは7月9日、英what3words社と提携し、3メートル四方にアトランダムに設定された「3つのキーワード」を共有することで、互いに場所を特定できる検索機能を「MapFanサービス」に公開した。

この機能は、what3words社が開発したアルゴリズムにより、世界中を3メートル四方に分割したエリアごとに、よく使う任意の一般単語をアドレスのように割り当てられているのが特長。住所、地名、緯度経度など場所を正確に特定する情報がない場合でも、3つのキーワードを利用することで、互いが特定の場所を共有できる。

例えば、インクリメントP本社所在地は、「ふみば」「まぶた」「おちゃめ」と表現される。what3wordsの普及によって、カーナビや地図アプリで長い住所入力の代わりに利用されたり、タクシーでの口頭による目的地伝達も容易になることも期待される。特に、住所で特定できないエリア(公園や山間部など)、通称や屋号など複数の場所名称がある地域などでは有効だ。

インクリメントPでは今後、コネクテッドカー、配車管理や物流システムでの利用拡大などが想定されることから、法人利用分野での利用促進も推進していく。

パソコンでの利用イメージ:東京タワーの場合《画像提供 インクリメントP》