ルノーのEVのみによるカーシェアリングサービス「ZITY」《photo by Renault》

ルノーグループ(Renault Group)は7月1日、EVのみによる新たなカーシェアリングサービスの「ZITY」を、フランス国内で拡大展開した、と発表した。

ZITYでは、ルノーのEV『ゾエ』新型500台が、パリ市内に配備された。24時間365日無休でルノーのEVを提供することにより、自家用車の所有に近い柔軟性のあるカーシェアリングサービスを行う。専用アプリのおかげで、ユーザーは昼夜を問わず、いつでも地図上で自分の位置に最も近い車両を探すことができる。

最新のコンピュータープラットフォームと、車両の使用状況を1時間ごと、1日ごとに分析するアルゴリズムにより、カーシェアリングの需要が最も高い地域を特定する。これにより、車両を適切な場所に配置し、ユーザーが車両を簡単に見つけられるようにする。

新型ゾエには、リバースカメラ、近接センサー、GPS、タッチスクリーン、クルーズコントロールが装備されている。1分単位でカーシェアリングが可能。バッテリー残量を含めた情報が、ダッシュボードのモニターにリアルタイムで表示される。バッテリー残量が、必要な最低レベルを下回ると、車両はレンタルできなくなり、すぐに充電が行われる。

車両の予約はリアルタイムで行われ、車両はスマホアプリでロックを解除する。一部の車両にはチャイルドシートが装備されており、スマホ向け専用アプリでチャイルドシートの有無が確認できる。カーシェアリングを終了するには、車両をパリの駐車スペースに止め、ロックする。

ルノーグループは、このZITYを、フランス国内で拡大展開した。パリに加えて、ブローニュ=ビヤンクールにもZITYを導入した。ブローニュ=ビヤンクールはフランス中北部に位置し、パリ近郊の都市としては最も人口が多い。

ルノーのEVのみによるカーシェアリングサービス「ZITY」《photo by Renault》 ルノーのEVのみによるカーシェアリングサービス「ZITY」《photo by Renault》 ルノーのEVのみによるカーシェアリングサービス「ZITY」《photo by Renault》