MapFan《画像:インクリメントP》

パイオニアは6月9日、子会社のインクリメントPが、位置情報活用のマーケティング事業者団体である一般社団法人「LBMA Japan」に入会したと発表した。

新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大による緊急事態宣言期間、移動ログを活用した人流分析データが多くのマスコミに取り上げらたこともあり、デジタルマーケティング分野での位置情報の重要性が高まっている。

インクリメントPは、カーナビゲーション向け地図をはじめ、GIS(地理情報システム)向け、コンシューマー向けの地図サービス「MapFan」など、自社で整備したデジタル地図をさまざまな分野へ提供することで、位置情報の利用価値を高めてきた。

同社が入会したLBMA Japanは、世界の20以上の都市・国に支部と1500社の会員を持ち、位置情報を活用したマーケティングやサービス施策の促進を目的とする事業者団体「Location Based Marketing Association(LBMA)」の日本支部。日本国内における、位置情報マーケティング・サービスの共通ガイドライン策定などを行っている。

今回、LBMA Japanへの入会および同団体が掲げるガイドラインの設定に参画することで、同社は位置情報と移動ログを安心して活用できる環境作りに寄与するとともに、マーケティング分野における、より高い精度、鮮度への要求、需要に応えていく。