トヨタ・ヤリス《写真提供 トヨタ自動車》

トヨタ自動車は5月20日、新型車『ヤリス』のブレーキ制御コンピュータに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは、2019年12月11日〜2020年4月21日に製造された2万7622台。

今回の不具合は、車両安定制御機能(ビークルスタビリティコントロールシステム:VSC)にて、制御プログラムが不適切なため、停車中のアイドリング時の振動を二輪駆動車用スピードセンサが車速と誤検出して、異常判定することがあるとういもの。そのため、警告灯が点灯し、VSC等が作動しなくなるおそれがある。

改善措置として、全車両、ブレーキ制御コンピュータの異常判定プログラムを対策仕様に修正する。

不具合は22件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。

改善箇所《画像提供 国土交通省》