日産 ムラーノ(北米仕様)《photo by Nissan》

日産自動車(Nissan)の米国部門の北米日産は4月1日、2020年第1四半期(1〜3月)の米国新車販売の結果を発表した。総販売台数は25万7606台。前年同期比は29.6%減と引き続き落ち込む。

全販売台数25万7606台のうち、日産ブランドは23万2048台。前年同期比は30%減と2年連続のマイナスだ。その内訳は、乗用車が前年同期比37.5%減の9万2081台と減少傾向。SUVなどのライトトラックも、24.1%減の13万9967台と、2年連続のマイナスとなった。

日産ブランドの乗用車系では、主力車種の『アルティマ』が、4万7347台。前年同期比は8%減と、引き続き落ち込む。『セントラ』は2万3879台を販売。前年同期比は58%減と2年連続で前年実績を下回った。『ヴァーサ』は1万2176台にとどまり、前年同期比は51.3%の大幅減。大型セダンの『マキシマ』は、42.2%減の6102台と、引き続き落ち込んだ。EVの『リーフ』は、前年同期比27.1%減の1958台と後退した。

ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、小型SUVの『ローグ』(日本名:『エクストレイル』に相当)が、5万9716台を販売し、日産ブランドの最量販車を維持。ただし、前年同期比は36.3%減と2年連続のマイナスだ。大型ピックアップトラックの『タイタン』は、40.8%減の5732台と引き続き減少した。

そんな中、SUVの『ムラーノ』は、前年同期比33.7%増の1万5683台と、2年ぶりに前年実績を上回った。中型SUVの『パスファインダー』も、4.3%増の1万8092台と堅調。小型SUVの『キックス』も、11.6%増の1万3969台と、2桁増を達成している。

日産自動車の2019年の米国新車販売台数は、134万5681台。前年比は9.9%減と、2年連続で前年実績を下回っている。

日産 キックス(北米仕様)《photo by Nissan》 日産 パスファインダー(北米仕様)《photo by Nissan》 日産 アルティマ(北米仕様)《photo by Nissan》 日産 マキシマ(北米仕様)《photo by Nissan》 日産 ヴァーサ(北米仕様)《photo by Nissan》 日産 タイタン(北米仕様)《photo by Nissan》 日産 セントラ(北米仕様)《photo by Nissan》 日産 ローグ(北米仕様)《photo by Nissan》