フォード マスタング ブリット 後継モデルのプロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》

謎のフォード『マスタング』をスクープサイトSpyder7のカメラが捉えた。前後がカモフラージュされているものの、見えているパーツから特別仕様車『マスタング・ブリット』のプロトタイプと思われたが、どうやら違うようだ。

ブリットは2020年には生産終了と伝えらえており、その後継モデルの可能性がある。

ブリットは、世界一有名な「マスタング」とも言われる。スティーブ・マックイーンが主演を果たした1968年の映画『ブリット』に登場したモデルにちなんだネーミングだ。ダッジ『チャージャー』と走るそのワンシーンは、映画史上に残る名カーチェイスと語り継がれている。2018年のデトロイトモーターショーでは、2019年モデルのマスタング・ブリットが発表されていた。

捉えたプロトタイプは、グリル、バンパー、コーナーエアインテークなどの形状が再設計されているほか、様々なトリムレベルのコンポーネントを使用している。さらにマルチスポークホイールは、「マスタング ポニーパッケージ」と同じで、ウィンドウトリムはブリット最新モデルと一致していることも確認できる。

後継モデルには、『マッハ1』の車名が与えられる可能性があるという。マッハ1といえば、フォードの高性能モデルに与えられる名前だ。1969年の2代目マスタングに設定され、1971年に映画『007/ダイヤモンドは永遠に』、1974年には映画『バニシング in 60』などに起用され名を馳せたが、2代目の生産終了とともに消滅していた。

パワートレインに関しての情報はないが、ブリット同様に5.0リットルV型8気筒NAガソリンエンジンが有力。ベースとなる『マスタングGT』より高性能になることは濃厚だろう。

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