ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は、昨年11月のミラノモーターサイクルショーで世界初公開したロードスターモデル『F900R』およびアドベンチャーモデル『F900XR』を日本市場に投入、2月25日より販売を開始する。
新型F900R/F900XRは、2018年発売の『F850GS』で初採用した並列2気筒エンジンの改良型を搭載する。シリンダーボア(内径)を2mm拡大して排気量を853ccから895ccまで高めるとともに、ピストンを鋳造から鍛造に変更して強度をアップ。最高出力を95psから105psまで高めている。さらに、新採用のアンダーフロアサイレンサーシステムにより、より官能的なエンジンサウンドを奏でる。また、15.5(F900XR)/13(F900R)リットルの軽量プラスチック溶接式タンクを採用し、スポーティな走行を実現している。
足回りは、フロントに倒立式テレスコピック・フォークを、リヤにセントラル・サスペンション・ストラットを備えたアルミ製両持ち式スイングアームを採用する。また、車両の安定性を高めるアンチホッピングクラッチを標準装備するとともに、BMW Motorradのモデルとして初めてエンジンドラッグトルクコントロール(MSR)を装備。急激なスロットル操作やシフトダウンの際に発生しやすいリヤホイールのスリップを軽減し、高い安全性を実現する。
安全性を高める装備としては、コーナリング時に進行方向の路面を照らす新しいアダプティブ・ヘッドライトや、鍵を携帯していればエンジン始動が可能なキーレスライドを装備。他モデル同様、ETC 2.0も標準装備する。
価格はF900Rが105万7000円から133万3000円、F900XRが114万8000円から141万3000円。
BMWモトラッド、新型パラレルツイン『F900R/F900XR』を日本市場投入へ
2020年02月04日(火) 15時45分
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