HKSブース(東京オートサロン2020)《撮影 Hideyuki Gomibuchi》

チューニングパーツを手がけるHKSは、オリジナルワイドボディキット『HKSプレミアムボディキット for GRスープラ』などGRスープラ関連プロダクツを東京オートサロン2020で展示した。


同キットはHKSによる歴代タイムアタックマシン『CT230R』『TRB-04』のボディスタイルを踏襲。大型のフェンダー、リヤカナードは整流効果もある大胆なデザインが採用されており、ボディ全幅は2070mmと大迫力の面構え。これがHSKレーシングカラーのドリフト車両となると戦闘力が一気にアップした印象を受ける。FRP製のボディキットは70万円。GTウイングは40万円。セット価格は100万円。


またGRスープラのオーナーがカスタマイズの参考にできるよう、ストリートチューニングを施したマシンも用意された。エンジンにはレッドが目にまぶしい大径パイプのHKSレーシングサクション、排気系はHKSデュアルマフラー、サスペンションにHKSハイパーマックスツーリングを装備。ギリギリまで車高調を下げるなど見応えのある仕上がりだった。


工具の展示も興味深い。GRスープラの製造はBMWが行なっている。そのため国産車とは違った特殊な工具が必要になるケースもあり、HKSではTONE社とコラボレーションすることでGRスープラをはじめ、欧州車のメンテナンスに役立つ工具セット『HKS × TONEツールセット for GRスープラ』を展開する。

六角ボルト、トルクスボルトT型、専用ジャッキパッド等がボックスにまとまり使い勝手が良さそうだ。自分でいじる派の人には重宝するだろう。


ブースにはHKSが組み上げたコンプリートエンジンも3台鎮座。メーカー純正パーツにHKSのパーツをパッケージしてユーザーに届けるもので、たとえばコンロッドやピストン、クランクを強化することで最大トルクやレスポンスを向上させるのだ。ニーズに合わせて加工内容も変えられる。


一口にチューニングと言っても選択肢は多様にある。最後にHKSの売れ線パーツを担当者に尋ねると「マフラーと足回りですね」と返ってきた。マフラーなら効果もわかりやすいし、リヤの見た目の印象も変化する。納得の答えだ。

HKSブース(東京オートサロン2020)《撮影 Hideyuki Gomibuchi》 HKSブース(東京オートサロン2020)《撮影 Hideyuki Gomibuchi》 HKSブース(東京オートサロン2020)《撮影 Hideyuki Gomibuchi》 HKSブース(東京オートサロン2020)《撮影 Hideyuki Gomibuchi》 HKSブース(東京オートサロン2020)《撮影 Hideyuki Gomibuchi》 HKSブース(東京オートサロン2020)《撮影 Hideyuki Gomibuchi》 HKSブース(東京オートサロン2020)《撮影 Hideyuki Gomibuchi》 HKSブース(東京オートサロン2020)《撮影 Hideyuki Gomibuchi》