東京オートサロン2020 マクラーレン・オートモーティブブース《撮影 小松哲也》

マクラーレン・オートモーティブ・アジアは1月10日に幕張メッセで開幕した東京オートサロン2020に初出展し、スーパーシリーズのフラッグシップモデルである『720S』および新たなカテゴリーを担う『マクラーレンGT』を展示している。

マクラーレン・オートモーティブ・アジアの日本支社代表を務める正本嘉宏氏は同日、東京オートサロンのブース内で開いた報道向け説明会で「マクラーレン・オートモーティブが誕生したのは2011年で、まだ10年に満たない新興ブランド。そのため、まだまだ本当のクルマ好きの方の間でもマクラーレン・オートモーティブのバリューについて十分に、私どもが情報発信できていないという事実がある。そうしたことも含めて今回、初めてマクラーレンとして、本当のクルマ好きの祭典、東京オートサロンに出展することにした」と、初出展の背景を明かした。

一方、展示車両のひとつ720Sについて正本代表は「マクラーレンの代名詞であるカーボンモノコックボディ。それをボディだけではなくアッパー部分にも採用した最新のカーボンモノケージIIというスパイダー専用のカーボンモノコックを搭載し、スパイダーであるにも関わらず軽量化、そして高剛性化を実現している。最高出力720馬力の4リットルV8ツインターボエンジンと、サスペンションには最新の制御システムを搭載し、パワフルかつエキサイティングな走りを堪能頂ける、私どものフラッグシップモデル」と紹介。

マクラーレンGTに関しては「マクラーレンとして満を持して投入する新しいセグメント、グランドツーリングのモデル」とした上で、「その特徴は、流麗なスタイリング、そして抜群の収容性と乗降性、さらには快適な乗り心地といったGTとして必要不可欠な部分に加えて、マクラーレンならではの抜群のハンドリング、そしてカーボンモノコックボディが実現する軽量化がもたらす俊敏性といった新しい時代のGT」と解説した。

また「非常に特徴的なリアの大型ハッチゲートの下にはゴルフバッグないしはスキー板も収納することが可能な420リットルのスペースを持った極めてレアなスーパーカー。インテリアも非常にモダンで開放的、アンビエントライトを搭載、さらには最高のアルミ切削素材、レザーといたものを徹底的に散りばめて本当に居心地の良い空間を造っている。そして何と言っても、GTたらしめるものとしてロングツーリングの快適さを担保するために今回はプロアクティブダンパーを採用、そしてサスペンションセッティングも含めてゼロからすべてをGTという軸で見直した」とも。

さらに正本代表は「GTの導入によって私どものプロダクトのポーフォリオも大きく広がってきている。従来はトップエンドのアルティメッドシリーズ、そしてスーパーシリーズ、さらにはボトムエンドのスポーツシリーズという3つのカテゴリーで展開していたが、オンロード志向の新たなカテゴリーをこれからしっかりと提供していく」と意気込みを示していた。

マクラーレン 720S《撮影 小松哲也》 マクラーレン 720S《撮影 小松哲也》 マクラーレン 720S《撮影 小松哲也》 マクラーレン 720S《撮影 小松哲也》 マクラーレン 720S《撮影 小松哲也》 東京オートサロン2020 マクラーレン・オートモーティブブース《撮影 小松哲也》 マクラーレン・オートモー ティブ・アジア 正本嘉宏 日本支社代表《撮影 小松哲也》 マクラーレン GT《撮影 小松哲也》 マクラーレン GT《撮影 小松哲也》 マクラーレン GT《撮影 小松哲也》 マクラーレン GT《撮影 小松哲也》 マクラーレン GT《撮影 小松哲也》 マクラーレン GT《撮影 小松哲也》