ルノー日産三菱のアライアンス事務局長に任命されたハディ・ザブリット氏《photo by Renault》

ルノー日産三菱アライアンス(Renault-Nissan-Mitsubishi)は12月4日、12月9日付けでハディ・ザブリット氏をアライアンス事務局長に任命すると発表した。

アライアンス事務局長は、アライアンスの経営効率を大幅に向上、促進するために活動するアライアンス オペレーティング ボードのトップだ。各社の戦略や利益に対し、アライアンス効果の最大化を図ることを目指す。

このアライアンス オペレーティング ボードの事務局長に任命されたのが、ハディ・ザブリット氏だ。アライアンス事務局長は、メンバー各社の事業効率の加速を目的に、今後始動する主要なアライアンスプロジェクトの調整や進行役を務める。事務局長は、アライアンス オペレーティング ボードと各社CEOにレポートする。

ハディ・ザブリット氏は1970年生まれ。ルノーに入社し、1994年9月からルノーのパワートレイン部門の生産プロセスエンジニアを務めた。その後、販売・マーケティングのプロダクトマネジャーとして、経験を積んだ。

2017年1月から2018年3月まで、ルノー・デジタルの設立に際して、マネージングディレクターを務めた。2018年3月、事業開発担当のアライアンス上級副社長に就任。Aセグメント向けCMF(コモン・モジュール・ファミリー)プラットフォームの開発、OEMとの提携、新技術に関する提携、アライアンス モビリティ サービス、商品企画の同期化、投資ファンド「アライアンス・ベンチャーズ」など、将来に向けた取り組みと事業革新を主導してきた。

ルノーグループ本社《photo by Renault》 日産グローバル本社(c) Getty Images 三菱自動車本社《撮影 高木啓》