BMWグループは12月2日、現在開発を進めている次世代EVの『iNEXT』(BMW iNEXT)の生産に向けて、ドイツ・ディンゴルフィン工場に4億ユーロ(約480億円)を投資すると発表した。
BMWグループは2018年秋、米国で開催されたロサンゼルスモーターショー2018において、EVコンセプトカーのBMW『ヴィジョンiNEXT』をワールドプレミアした。その市販版がiNEXTとなり、2021年からドイツ・ディンゴルフィン工場で生産を行う予定だ。iNEXTは、クロスオーバーEVとなる。
iNEXTには、BMWグループのEVパワートレイン、「eDrive」の最新バージョンを搭載する。1回の充電での航続は、600kmを超える予定だ。さらに、iNEXTでは、将来のモビリティのための重要な技術を導入する。iNEXTはピュアEVで、最新のコネクティビティを採用し、高度な自動運転も可能にする。BMWグループによると、レベル3の自動運転を実現するという。
BMWグループは、このiNEXTの生産に向けて、ドイツ・ディンゴルフィン工場に4億ユーロを投資する。2021年のBMW iNEXTの発売により、ディンゴルフィン工場は、EV、プラグインハイブリッド車(PHV)、内燃機関を搭載したモデルを適切に組み合わせて生産し、単一の組み立てラインの需要に対応できるようになる、としている。
BMW、次世代EV『iNEXT』を2021年から生産へ…4億ユーロを投資
2019年12月04日(水) 14時00分
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