BMWグループは11月8日、EVなどの電動車の双方向充電マネジメント研究プロジェクトを欧州で開始すると発表した。
双方向充電機能を備えた電動車は、充電ステーションや家庭のウォールボックスに接続して、車載の高電圧バッテリーを充電する。このプロセスを逆にして、エネルギーを電力網にフィードバックすることができる。これにより、電動車のバッテリーは、必要なときに電力を供給できるモバイルエネルギーストレージデバイスに変わる。
できるだけ多くの電動車を電力網に組み込むには、車両技術、充電ハードウェア、充電管理、通信インターフェースなどに関して、多くの変革が求められる。
この研究プロジェクトは、ドイツ航空宇宙センターの支援と、ドイツ連邦経済エネルギー省からの資金援助を受けながら、2021年初頭から3年間行われる予定だ。 双方向充電技術を搭載した50台のBMW 『i3』を使用して、リアルワールドでのテストに取り組む。
テストでは、充電ステーションや家庭用ウォールボックスに接続されたi3を、柔軟なエネルギー貯蔵デバイスとして活用する。電力需要が高い時には、i3はグリッドに電力を供給することができる。i3の車載バッテリーは主に、電力需要が低い時に充電される、としている。
BMW、電動車の双方向充電研究プロジェクト開始へ… i3 を50台使用
2019年11月11日(月) 15時30分
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