横浜ゴムのタイヤセンサー研究(東京モーターショー2019)《撮影 高木啓》

横浜ゴムは10月23日、乗用車用タイヤセンサーをアルプスアルパインと共同開発していることを「東京モーターショー2019」のプレスカンファレンスで公表した。

横浜ゴムではタイヤもCASE対応およびIoT化が必須と考え、東京モーターショー2019では様々なCASE対応のための新技術展示を行っている。その中で、乗用車用タイヤセンサーは、従来のタイヤ空気圧検知に加えて、摩耗検知や路面検知を追加。それらのデータをデジタルツールで処理・管理していくソリューションビジネスの展開を視野に入れ研究開発を行っている。

横浜ゴムは、タイヤから得られたデータをフィードバックしていくシステムやアプリケーションの開発も重要であると考え、今後それらが新たなタイヤビジネスの付加価値になっていくと予想されるため、タイヤセンサー開発の加速化が急務と判断。アルプスアルパインと共同開発を進めている。

アルプスアルパインは1948年に設立され、スマートフォン等の情報通信機器、車載音響機器、情報通信機器を中心に開発、製造、販売している電子部品メーカー。センサー開発のほか、システム設計力やソフトウェア開発力を有しており、横浜ゴムでは新しいタイヤビジネスモデルでのシナジー効果を期待している。

横浜ゴムのタイヤセンサー研究(東京モーターショー2019)《撮影 高木啓》