トヨタ グランエース(東京モーターショー2019)《撮影 Hideyuki Gomibuchi》

東京モーターショー2019の青海エリアで大きな注目を集めたのは、トヨタ車体ブースで初披露となった新型フルサイズワゴン『グランエース』だ。

同社の増井敬二社長は、「ごらんください。このワイドなボディ。一度見たら忘れられない圧倒的な存在感と迫力のあるフロントデザイン」と誇らしげに紹介する。

トヨタ車体は、トヨタ自動車の製品軸ビジネスユニットのひとつ「CV Company」の中核を担い、昨年11月からはバン事業のすべてを任されている。その記念すべき第一歩にグランエースは選ばれた。


全長5300×全幅1970×全高1990mm。トヨタ『アルファード』、同『ヴェルファイア』を上回るビッグサイズボディとなるグランエース。役員車としてのカンパニカー、高級ホテルの送迎車などを想定して開発された。内部は室内長3290mm、室内幅1735×室内高1290mmとなっている。

増井社長自らが、試作段階から何度もテストコースなどで試乗してきた。グランエースはセカンドシートとサードシートに専用本革キャプテンシートを採用。さらに最適な遮音、吸音材を設定することで高級ワゴンにふさわしい心地よい静粛性を追求したという。

「エンジン音が気にならず、とても静かな室内で、ゆったり快適な乗り心地でした。いいクルマだと自信を持って言えます」と増井社長は断言する。


新開発のサスペンション、環状骨格構造を採用することで上質な乗り心地、優れた操縦安定性を実現した。

グランエースのほかに3台のコンセプトモデルも展示し、未来のフルサイズワゴンやミニバンの新しいカタチを提案するトヨタ車体。増井社長は「私たちはクルマをただ単に人やモノを運ぶ道具にはしたくありません。愛、笑顔、夢をつなぐ、かけがえのないパートナーであってほしいと考えています」と結ぶ。

グランエースの発売は年内を予定している。

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