BMWは、新型『X6』(BMW X6)に「Mパフォーマンスパーツ」を設定し、欧州で11月に発売すると発表した。
Mパフォーマンスパーツは、BMWの純正用品の新シリーズだ。BMWの子会社で『M3セダン』や『M4クーペ』などの開発・生産を手がけるM社が、BMW主力車のスポーツ性能を引き上げる目的で用意したアイテム群を指す。
すでに、『5シリーズ』、『6シリーズ』、『1シリーズ』やSUVなど、BMWの主力車種の多くに、Mパフォーマンスパーツが設定済み。今回、欧州で発表されたばかりの新型X6に、早くもMパフォーマンスパーツが設定された。
◆軽量なCFRP製の専用エアロパーツ
外観は、軽量なカーボンファイバー強化樹脂(CFRP)製の専用エアロパーツを開発した。フロントバンパーのエアインテークトリムやウイングレット、リアバンパーのディフューザーやリアスポイラーなどが、Mパフォーマンスのデザインだ。ブラックマット仕上げのMパフォーマンスサイドシルも設定する。ドアミラーカバーも、カーボンファイバー製パーツに交換できる。
BMWドアプロジェクターは、ドアを開けた際、BMW Mのロゴや他のグラフィックを、車両の横の地面に投影させることができる。これは、安全性を高める効果もあり、夕暮れ時の視認性を引き上げる。ハイグリップのフロアマットも設定する。刺繍されたM Performanceの文字や、ステッチ、Mカラーのペナント、ライトブルーのベルベットベロアなどが特長になる。滑り止め加工が施されている。
◆ステアリングホイールは2種類
室内では、Mパフォーマンスステアリングホイール、カーボンファイバー製パドルシフトレバー、ステンレス製ペダルなどを用意した。中でも、Mパフォーマンスのステアリングホイールは、12時の位置に赤いマーキング、6時の位置にM Performanceの文字加工が施されており、シルバーグレーのクロスステッチも添えられる。カーボンファイバー+アルカンターラ、カーボンファイバー+レザーの2種類がラインナップされた。8速「ステップトロニック」トランスミッションのパドルシフトレバーは、標準のクローム仕上げから、カーボンファイバー製に変更できる。
アルカンターラ+カーボンファイバーインサート仕様のMパフォーマンスキーホルダーもラインナップした。Mライトブルーの六角ネジのおかげで、車両のキーはホルダーにしっかりと固定されており、傷や損傷から効果的に保護される。
◆Mパフォーマンスブレーキは高い減速性能を発揮
メカニズム面では、赤いキャリパーが特長のMパフォーマンスブレーキを設定する。Mパフォーマンスブレーキシステムは、より大径で穴あきの軽量構造ブレーキディスクを採用した。これにより、ブレーキのレスポンスをさらに高め、極端な条件下でも高い減速性能を発揮する。ホイールは20インチと22インチを用意した。とくに22インチは、同サイズの一般的なホイールに対して、1本あたり約1kg軽量化している。
M パフォーマンスのホイールバッグもラインナップする。これは、ホイール&タイヤを保管し、輸送するための実用的なソリューションだ。ドライバーと車両を汚れから保護して、車両への積み込みも楽に行える。Mパフォーマンスによるデザインは、自宅のガレージでもレースの雰囲気を演出するという。
BMW X6 新型、Mパフォーマンスパーツを欧州で設定
2019年10月07日(月) 12時15分
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