今年3月のトーイングトラクター自動走行テストの様子《画像:豊田自動織機》

ANAと豊田自動織機は、9月30日から10月11日までの約2週間、佐賀空港の制限区域にて、トーイングトラクターの自動走行実証実験を行うと発表した。

今回の実証実験は、航空イノベーションの推進を図る官民連携の取り組みの一環。今年3月、佐賀空港内に車両の通行等を想定した専用空間を設けて、国内初の自動走行技術の検証を行ったが、今回は、航空機が駐機・走行し、航空機地上支援車両が往来するトーイングトラクターの実稼働エリアにて、手荷物や航空貨物をコンテナへ搭載し、航空機まで搬送するルートを走行する実験を実施する。

また、今回の佐賀空港での実験結果をもとに改善を加え、2020年1〜2月に中部国際空港で実証実験を行う。佐賀空港より航空機の離発着便数、車両の往来が多い条件下での実験を通じて自動走行技術を検証、運用面での課題を抽出し、2020年中の実用化を目指す。

今年3月のトーイングトラクター自動走行テストの様子《画像:豊田自動織機》