ナウトジャパン(名古屋オートモーティブワールド2019)《撮影 小松哲也》

ナウトジャパンは9月18日にポートメッセなごやで開幕した第2回名古屋オートモーティブワールドに、AIを搭載した次世代型ドライブレコーダーシステムを公開している。

車内および車外向けに2つの144度広角カメラを備えた端末を車両のフロントガラスに装着するだけで、ドライバーの動きをリアルタイムでAIが感知、分析。わき見やスマホ操作、さらには前方車両へのあおりといった危険運転をリアルタイムで検出し、ドライバーに警告音を鳴らすとともに、当該映像を運行管理者がウェブツール上で確認できるようになっているという。

ナウトジャパン大村明子セールスプログラムマネージャーは「一般的なドライブレコーダーは記録された映像の中から危険運転シーンを探す必要があり、時間も工数もかかるが、ナウトのシステムはAIが判断して映像を切り出す。これにより管理者は映像をすべてみる手間が省けて指導に専念できる。まさに業務の内容を変えるツールになっている」と強調する。

大村セールスプログラムマネージャーは「物流会社だけでなく、営業車両を持つ企業、介護施設への送り迎え車両など、様々な企業に売り込みたい」と期待を寄せる。また道路交通法の改正で12月からながら運転の罰則が強化されることで、企業からの引き合いも多数あるという。

ナウトジャパン(名古屋オートモーティブワールド2019)《撮影 小松哲也》 ナウトジャパン(名古屋オートモーティブワールド2019)《撮影 小松哲也》 ナウトジャパン(名古屋オートモーティブワールド2019)《撮影 小松哲也》