9月10日からプレスデーがスタートし、12日からは一般公開が始まるドイツのフランクフルトモーターショー2019。ホンダはそこで、量産EVの『ホンダe』を正式発表した。ところで、同車は、今年3月にスイスで開催されたジュネーブモーターショー2019で市販仕様の前段階となる「プロトタイプ」が公開されている。
一見したところ今回の市販モデルと春に公開されたプロトタイプに違いはなさそうだが、果たしてどこが違うのだろうか? 多くはエクステリアだ。
たとえばプロトタイプのフロントグリルには光るエンブレムが装着されていたが、市販ではオーソドックスな形状へ。タイヤサイズやホイールのデザインは共通だが、プロトタイプはよりタイヤが外側に張り出して車体へ装着されていた。またボディの塗装も、よく見るとプロトタイプは市販車よりもパールの強いものだった。
「あと、大きな違いは、前回は試作車でしたが、今回は実際に工場で作った量産車だということでしょう。樹脂のシボなどもお客様に納車する車両と同じです」
そう言うのは、開発責任者を務めた人見康平LPL。いずれにせよ、市販仕様の実車を見て安心したのは、あの素晴らしいデザインが市販モデルでもしっかりと実現できていることだ。
ホンダe、3月のプロトタイプとどこが違うのか?…フランクフルトモーターショー2019
2019年09月13日(金) 10時30分
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