新潟運輸へ納車したeキャンター《画像:三菱ふそうトラック・バス》

三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は、7月29日に新潟運輸へ電気(EV)小型トラック『eキャンター』2台を納車した。

eキャンターは世界初の量産電気小型トラックとして、2017年9月に発表。総重量7.5トンで、最大積載量は最大4.5トンまで対応。365V・13.8kWhの高電圧リチウムイオンバッテリー6個を動力とし、最高出力135kWを生み出す。1回の充電による航続距離は100kmを超え、市内配送には十分な距離を実現する。

MFTBCは2017年より関東・中部を中心に国内の顧客に納車をしているが、今回の新潟運輸への納車は北陸地方で初となる。

新潟運輸はこれまで、CO2(二酸化炭素)やNox(窒素酸化物)の排出量が少ないCNG(圧縮天然ガス)車やハイブリッド車を導入してきた。環境問題に向けて積極的な取り組みを行う中、電動で駆動することで排出ガスが一切出ないEVトラックに注目し、eキャンターを導入した。納車した2台のeキャンターは、新潟市内および東京都内のルート配送にて利用される予定だ。