FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は7月11日、イタリア工場に電動車の専用ラインを設け、2020年第2四半期(4〜6月)から、次期フィアット『500』のEVを生産すると発表した。
2012年に発表された現行フィアット500のEVは、モーターが最大出力111ps、最大トルク20.4kgmを発生する。バッテリーは、蓄電容量24kWhのリチウムイオンだ。1回の充電での航続は、最大約140kmの性能を備える。充電は120Vソケットで約24時間、240Vソケットなら4時間以内で完了する。
FCAは同社の世界最大の製造拠点のイタリア・ミラフィオーリ工場におよそ7億ユーロを投資し、電動車の専用ラインを設ける計画だ。この専用ラインで最初に生産されるのが、次期フィアット500のEVとなる。
ミラフィオーリ工場の電動車専用ラインは、年間8万台の年間能力を備える予定で、将来的には、生産能力の拡大も視野に入れる。およそ1200名の従業員が、次期フィアット500のEVの組み立てに従事する、としている。
フィアット 500 次期型にEV設定 2020年第2四半期から生産へ
2019年07月12日(金) 21時15分
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