メルセデスベンツC180クーペ《写真 メルセデスベンツ日本》

メルセデス・ベンツ日本は6月27日、『Cクラスクーペ』等の13車種について、前席バックレストのロック機構に不具合があるとして国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは「C180クーペ」、「C300クーペ」、メルセデスAMG「C43 4Mクーペ」、メルセデスAMG「C63クーペ」、メルセデスAMG「C63Sクーペ」、「C180カブリオレ」、「C300カブリオレ」、メルセデスAMG「C43Mカブリオレ」、メルセデスAMG「C63カブリオレ」、メルセデスAMG「C63Sカブリオレ」、「E200クーペ」、「E300クーペ」、「E400 4MATICクーペ」の計13車種で、2015年10月19日〜2019年3月22日に輸入された4607台。

運転席および助手席のバックレストのロック機構において、構成部品の寸法が不適切なため、ロック機構が正常に作動せず、バックレストが確実に固定されないことがある。そのため、衝突等によりバックレストに強い力が加わった際、バックレストが前方に倒れ、最悪の場合、乗員が負傷するおそれがある。

改善措置として、全車両、運転席および助手席のバックレストについてロック機構の作動点検を行い、作動不良がある場合は、バックレストを良品に交換する。

不具合および事故は発生していない。ドイツ本社からの情報によりリコールを届け出た。

改善箇所説明図