現役最多のマクギネス選手、1000ccクラスはノートン、600ccクラスはホンダで出走する(マン島TTレース2019)《撮影 小林ゆき》

マン島TTレースのプラクティスは現地5月28日、晴天に恵まれ実施された。

今年のTTレースは初日の5月25日から天候不順で、25日のセッションは翌26日に実施、27日は再び天候不順で中止となっていた。28日は今週唯一の晴れの天気予報で、午後6時30分ごろから走行がスタートした。

TTレースに参戦する選手の多くが複数のクラスにエントリーしているため、プラクティスはスーパーバイク/スーパーストック/スーパースポーツ、ライトウエイト、TT Zero、サイドカーの4セッションに分けて行われる。この日はスーパーバイク/スーパーストック/スーパースポーツが前半に、後半はサイドカーのセッションが行われた。

スーパーバイクでトップタイムを刻んだのはディーン・ハリソン選手(カワサキ)。1周の平均時速129.53 mph(207.248km)、1周のラップタイム17分28秒610を記録した。

以下、2番手は地元マン島在住のコナー・カミンズ選手(ホンダ)、同128.09 mph(204.944km)、同17分40秒425、3番手はジェイムズ・ヒリアー選手(カワサキ)、同128.07 mph(204.912km)、同17分40秒536、4番手は昨年のスーパーバイクレースで優勝したマイケル・ダンロップ選手(BMW)、同126.93 mph(203.088km)、同17分50秒110。

また、改造制限のある1000ccクラス、スーパースポーツのトップもハリソン選手(カワサキ)で同129.34 mph(206.944km)、同17分30秒197で全体をリードした。

主に600ccで競われるスーパースポーツは、昨年の最終レース・シニアTTの覇者ピーター・ヒックマン選手(トライアンフ)が同123.92 mph(198.272km)、同18分16秒124でトップリザルトとなった。

サイドカーはジョン・ホールデン/リー・ケイン組(ホンダ)が同114.99 mph(183.984km)、同19分41秒234でトップとなった。

なお、日本から参戦している山中正之選手(カワサキ)はスーパースポーツのマシンで4周を消化。同114.78 mph(183.648km)、同19分43秒391で22番手となった。

レーシングファミリー、ダンロップ家唯一参戦となってしまったマイケル・ダンロップ選手は今年もBMWで参戦(マン島TTレース2019)《撮影 小林ゆき》 この日トップタイムを刻んだディーン・ハリソン選手(カワサキ)(マン島TTレース2019)《撮影 小林ゆき》 地元マン島から参戦のコナー・カミンズ選手(ホンダ)はあまりジャンプしないスタイル(マン島TTレース2019)《撮影 小林ゆき》 バラフブリッジは必ずジャンプすることで有名な場所。飛翔距離が高く長い選手もいる(マン島TTレース2019)《撮影 小林ゆき》 マイケル・ダンロップ選手(BMW)もあまりジャンプしないスタイル(マン島TTレース2019)《撮影 小林ゆき》 日本から参戦の山中正之選手(カワサキ)(マン島TTレース2019)《撮影 小林ゆき》 ニューカマー(初参戦者)はジャンプに失敗することも(マン島TTレース2019)《撮影 小林ゆき》 マーシャルバイクもジャンプする(マン島TTレース2019)《撮影 小林ゆき》 バーチャル兄弟組とホールデン/ケイン組のランデブー走行(マン島TTレース2019)《撮影 小林ゆき》