オートエグゼのロードスター(NA6CE)用ブレーキパーツ《写真 オートエグゼ》

オートエグゼは、マツダの初代『ロードスター』(NA6CE)用ブレーキパーツを発売した。

これは、同社が『RX-7』(FD系)やロードスター(NA系)を対象にして展開している「絶版スポーツカー アップデートプログラム」の新商品。今回のブレーキパーツについては、1.8リットルエンジンの後期型(NA8C)用は設定済みだったが、1.6リットルエンジンの前期型(NA6CE)にはこれまで未設定だった。

新商品は「ストリートスポーツブレーキパッド」と「ストリートブレーキローター」。いずれもストリート用で、消耗品であるブレーキパッドとブレーキローターのリフレッシュユースにも適している。

ストリートスポーツブレーキパッドは、コントロール性を重視し、ドライバーの意のままに減速させる効き味を目指して設計。踏力、速度、温度などの諸条件によって変化する摩擦係数の変化量や変化のさせ方に着目し、スポーツ志向のドライバーが求める過渡特性を持たせ、感性にシンクロする効き味を実現した。また、ブレーキダストの発生を抑えたことで、ホイールを汚れにくくしたのも特長。価格はフロントが1万5000円、リアが1万3000円。

ストリートブレーキローターは、量産品と同形状の1ピース構造FC鋳鉄製ながら、カーボンやシリコンなどの含有率をコントロールしたほか、綿密な熱処理加工を施すことで金属結合組織を安定化させ、熱による歪みを抑制し、強度を高めた。また、ブレーキパッドの性能を安定して発揮させるため、スリットを採用。スリットは、ブレーキパッド発熱時にパッドとローターの間に発生して膜を作るフェードガスを逃がすほか、炭化したブレーキパッド表面を適度に削ってローターとのアタリを整え、さらに、走行中の回転による扇風機効果でローターを冷却して適正温度を保つ効果がある。結果、それらの相乗効果で、耐フェード性を改善し、ブレーキング時の安定感を向上させた。価格は、フロントが3万6000円、リアが3万5000円。


なお、5月26日に軽井沢プリンススキー場駐車場で開催されるマツダ ロードスターのイベント「軽井沢ミーティング2019」では、これらのパーツを架装した初代ロードスターを展示する予定。

マツダの初代ロードスター《写真 オートエグゼ》