ボルボ V60 クロスカントリー 発表会《撮影 小松哲也》

ボルボ・カー・ジャパンは4月17日、全面改良した『V60クロスカントリー』を発売した。ミッドサイズステーションワゴンV60シリーズのクロスオーバーモデルで、価格は549万〜649万円となっている。

ボルボ・カー・ジャパンの木村隆之社長は同日、都内で開いた発表会で「クロスカントリーというジャンル、バリエーションはボルボとしては1997年以来、22年間にわたって継続的に開発しており、一番、スウェーデンらしいボディタイプないかと思っている。V60クロスカントリーは、先代モデルの途中から設定されたが、これが最新のSPA(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー)プラットフォームに置き換わったのが今回の新型になる」と説明。

そのうえで「キーワードは『都会ときどき自然』。ストックホルムで都市生活を送っている人が週末になると、湖畔や海辺のサマーハウスでひと時を過ごす、冬はウィンタースポーツを楽しむ、そういったシーンやライフスタイルにベストマッチのクルマと思っている」と述べた。

さらに「日本的にも都会ということでは、全高を1505mmに抑えているので都会のタワーパーキングも高さを気にすることなく、どこでも止めて頂けるという明確な利点がある。ときどき自然についても、このクルマは本当に大きな強みを持っていて、ノーマルのV60と比較して最低地上高が65mm高い210mmを確保している。この210mmという数値は、ボルボのXCのラインアップ『XC40』や『XC60』、『XC90』と共通の最低地上高で、どこにいっても安心して乗って頂ける」と解説した。

日本に導入される新型V60クロスカントリーは2リットル4気筒直噴ターボガソリンエンジンを搭載しており、V60シリーズのガソリンモデルとしては初の全輪駆動仕様となる。

今後の商品投入計画に関して木村社長は「ねじ1本から新しく造ったプラットフォームSPAの展開が始まったのが2015年のXC90の導入からで、その後、毎年毎年、商品ラインアップをどんどん刷新し、今回はV60クロスカントリー。この後、秋ごろに60系のセダンの導入を控えており、今年をもって60系の新しいプラットフォーム化が完成する」と語った。

また2019年の販売見通しについては「2014年から毎年毎年、販売が右肩上がりの状況を続けてきて、昨年は1万7400台弱という結果だった。今年の販売計画は昨年プラス1000台以上の1万8500台以上としているが、『XC40』、『XC60』の受注残、お客様をお待たせする期間が本当に長くなっていることから、今本社と日本向け増産、配分を増やすことを交渉中。それがうまくいけば2万台に今年届くのではないか」との見通しを示した。

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