コマツは、バッテリー駆動式ミニショベルを開発し、4月8日から14日までドイツのミュンヘンで開催される建設機械見本市「bauma2019」に初出展した。
今回のミニショベルは、同社がこれまで培ってきたハイブリッド建機やバッテリーフォークリフトの技術をベースに、新たに開発した充電器や高電圧変換ユニットなどを搭載。同出力のエンジン車と同等の掘削性能を発揮しつつ、「排気ガスゼロ」や騒音の大幅低減を実現したもの。排気ガスや騒音を気にしながら行っていた病院や学校、住宅街での作業や、排気ガスがこもるトンネルや建物内などでの作業で活躍することが期待される。
また、同社がすでに量産販売しているバッテリーフォークリフト(FEシリーズ)に搭載されているイージーメンテナンスバッテリーを採用し、フル充電状態で約2時間から6時間の稼働が可能。昼休みなどの休車時間を活用した急速充電にも対応している。また、消費電力量や充電状況は、車載モニターだけではなく、KOMTRAXによって位置情報や稼働情報などとあわせて遠隔地でも確認できる。
さらに、高電圧機器を車体後方に集結させ、日常点検時には高圧電源箇所に触れる必要がないようにするなど、安全や整備性にも配慮している。
すでに実際の施工現場においてテスト稼働中であり、早期の市場導入を目指す。
コマツ、バッテリー駆動式ミニショベルを開発 独建設機械見本市バウマ2019に初出展
2019年04月09日(火) 19時15分
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