日産自動車の欧州部門は2月3日、欧州市場向けの次期『エクストレイル』(Nissan X-Trail)の生産拠点を、当初計画の英国から日本の九州工場に変更すると発表した。
今回の発表は、英国のEU(欧州連合)離脱に備えるものだ。英国は3月末をもって、EUから離脱する予定。しかし、現状ではEUとの間で、「合意なき離脱」となる可能性が高く、さまざまな混乱が起きると予想されている。
日産自動車は2016年、欧州市場向けの次期エクストレイルの生産を、英国のサンダーランドで行う計画を発表していた。その後日産は、この計画の2020年頃の実現に向けて、新しいパワートレインや技術への投資を増やしてきた。しかし、今回日産は、欧州への投資を見直し、次期エクストレイルの生産を日本の九州工場に集約することを決めた。
なお日産は、英国サンダーランド工場での将来の次期『ジューク』と『キャシュカイ』の生産計画については、変更はない、としている。
日産 エクストレイル 次期型、英国生産を白紙撤回…EU離脱に備える
2019年02月04日(月) 09時15分
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