ボッシュ(Bosch)は1月24日、ダイムラーと合弁で設立した電動車向けモーター生産のEMモーチブ社を、完全子会社化すると発表した。
EMモーチブ社は2011年、ボッシュとダイムラーの折半出資でドイツに設立された。2012年から、電動パワートレイン車向けのモーターの生産を開始し、主にメルセデスベンツとスマートの両ブランドの電動パワートレイン車に搭載されてきた。
ボッシュとダイムラーがe-モビリティ分野で協力する目的は、両社の専門能力による相乗効果を利用し、バッテリーや燃料電池、レンジエクステンダーによって加速される電動車のための高品質なトラクションモーターを開発することにあった。EMモーチブ社はこれまでに、45万基のモーターを出荷している。
ボッシュはこのEMモーチブ社を、完全子会社化すると発表した。現在、EMモーチブ社のモーターは、ダイムラーだけでなく、ポルシェ、フィアット、ボルボカーズ、プジョーなどの自動車メーカーに採用されている。完全子会社化は、電動モビリティを拡大するための次のステップ、としている。
ボッシュ、電動モビリティを拡大…ダイムラーとのモーター生産合弁を完全子会社化へ
2019年01月25日(金) 11時30分
関連ニュース
- エスプレッソマシンで居眠り運転を防止? ボッシュとアマゾンが協力…CES 2024 (01月16日 16時45分)
- EVの充電を駐車まで含めて完全自動化、ボッシュとVWが共同実験…CES 2024 (01月09日 14時15分)
- ボッシュ、日本国内売上は20%増の見込み ソフトウェア主軸の取り組みを紹介…ジャパンモビリティショー2023 (10月31日 11時45分)
- ソフトからハードまで8テーマ、ボッシュの幅広いソリューション…ジャパンモビリティショー2023で紹介予定 (10月16日 15時00分)