パナソニックの次世代デジタルコクピット「SPYDR 2.0」

パナソニック(Panasonic)の米国部門は1月7日、米国ラスベガスで開催したCES 2019のプレビューイベントにおいて、次世代デジタルコクピット「SPYDR 2.0」を発表した。

パナソニックは1年前のCES 2018において、「SPYDR」を初公開した。ADAS(先進運転支援システム)の普及が進むことを想定し、近い将来のコックピットシステムのプロトタイプを提案していた。今回のCES2019では、その進化版となるSPYDR 2.0を発表した。次世代のデジタルコックピットを提示する。

SPYDR 2.0では、グーグルの「Android P」を採用した。また、サラウンドビューやANC(アクティブ・ノイズ・コントロール)、ヘッドアップディスプレイ、最大4個のエンターテインメントモニターなどを、ひとつのコンピューターで制御する。さらに、SPYDR 2.0では、カメラによってドライバーを監視するドライバーモニタリングシステム(DMS)を組み込んでいる。

パナソニックは、SPYDR 2.0によって自動車メーカーは拡張性、パフォーマンス、柔軟性、開放性、そして市場投入までのスピードを向上させることができる、としている。

パナソニック・ノースアメリカの会長兼CEO、トム・ゲブハート氏