日産自動車が欧州において、『IMQ』の名前を商標登録していたことが、EUIPO(欧州連合の知的財産庁)が開示しているデータから明らかになった。
IMQの「IM」とは、日産が掲げている「インテリジェント・モビリティ」の略で、「Q」はクロスオーバー車を指すと見られる。IMQは、コンセプトカーの『IMx』から発想を得た新型クロスオーバーEVのネーミングとなる可能性がある。
IMxは2017年秋、東京モーターショー2018で初公開された。完全自動運転技術を搭載した次世代のクロスオーバーEVの提案だ。IMxでは、「プロパイロット」をさらに進化させた完全自動運転機能を採用しており、「プロパイロットドライブモード」(PDモード)を選択すれば、ステアリングホイールは格納され、シートは深くリクライニングし、乗員全員がリラックスしたまま移動できる。「マニュアルドライブモード」(MDモード)を選択すると、PDモードからシームレスに切り替わり、ドライバーの目の前にステアリングホイールが現れ、シートは適切なドライビングポジションに変化する。
EVパワートレインは、高出力モーター2基を前後に搭載したツインモーター4WDだ。最大出力は435hp、最大トルクは71.4kgmを引き出す。バッテリーには、エネルギー密度をさらに高めた大容量バッテリーを採用し、1回の充電での航続は、最大で600km以上としていた。
日産、「IMQ」を欧州で商標登録…新型クロスオーバーEVか
2018年12月26日(水) 13時30分
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