日産自動車は、ABB FIA フォーミュラE世界選手権の一環として開催される初の東京E-Prixの公式レースパートナーになる。日産が3月21日に発表した。この全電動車レースは3月30日に予定されている。
東京E-Prixは、東京ビッグサイト周辺の市街地コースで行われる。全長2.58km、18コーナーからなるこのコースは、3つの長い直線と、技術的なタイトなターン、高速のコンビネーションが特徴だ。これにより、東京の市街地を背景に、前例のない体験をファンに提供すると期待される。
この歴史的なレースとのパートナーシップは、日産のイノベーションと持続可能性への取り組みを戦略的に拡張するものであり、先進的な素材の使用、リサイクル技術、社会的イニシアチブにおける同社の進歩を強調する。これは、電気自動車の普及と開発を進めるフォーミュラEのミッションと一致する。
日産はシーズン5からフォーミュラEに初参戦し、チャンピオンシップに参加した初の日本メーカーとなった。現在はシーズン10が進行中だ。東京E-Prixでの公式レースパートナーシップを通じて日産は、ブランドの認知度を高めるとともに、トラック内外でのEVパフォーマンスにおける日産の地位を向上させる。
また、日産は自社チームのほか、カスタマーチームであるNEOMマクラーレンフォーミュラEチームにもパワートレインを供給し、最先端のソフトウェアとエンジニアリングのさらなる開発とテストを可能にしている。
日産フォーミュラEチームのマネージングディレクター兼チームプリンシパルであるトマソ・ヴォルペは、「日産は、歴史的な初の東京E-PrixでフォーミュラEとのパートナーシップに興奮している。このコラボレーションは単なるレース以上のものであり、私たちのビジョンであるよりクリーンでエキサイティングな未来に共鳴するイノベーションと持続可能性の祝典だ。東京にこの体験をもたらし、電動モータースポーツの世界に日産の先駆的な精神を貢献することを誇りに思う」と述べた。
フォーミュラEの共同創設者兼チームチャンピオンシップオフィサーであるアルベルト・ロンゴは、「技術力とエンジニアリングの卓越性で知られる国、日本にフォーミュラEレーシングを紹介できることにわくわくしている。日産とのパートナーシップは、このランドマークイベントを強化するだけでなく、持続可能な未来と電気自動車ファンの体験を増幅する私たちの共有ビジョンを強調するものだ。ファンにこのイベントを届けることを楽しみにしている」と述べた。
イベントでは、フォーミュラEゾーン、シミュレーターを備えたゲーミングアリーナ、子供向けのE-カート、EV技術に関する教育展示を行うエレクトリックガーデンなど、ファンに焦点を当てた様々なイベントも特徴だ。
東京E-Prix開催で日産自動車が公式パートナーに…フォーミュラE
2024年03月21日(木) 18時45分
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