住友ゴムは、米国で開発・生産する二輪用高性能スポーツラジアルタイヤ、ダンロップ「スポーツマックス Q4」を、2019年3月1日から日本で順次発売する。
スポーツマックス Q4は、同社米国拠点で開発された二輪用タイヤとして初めて日本に導入される高性能スポーツラジアルタイヤ。米国で磨かれた高いグリップ性能を活かし、日本開発のタイヤとは乗り味の異なる、フロントに高い荷重をかけてコーナリングをしていく豪快なライディング体験を、サーキットだけではなくワインディングでも楽しむことができる。
新製品は、レース用スリックタイヤと同様、シリカを含まないフルカーボンコンパウンドをリアタイヤに採用することで最大限のグリップを追求。トレッドコンパウンドを紐状にして巻き付けるジョイントレス・トレッド構造を採用することでタイヤの安定性を向上させ、タイヤのたわみを低減すると同時に、加減速やコーナリング時の接地面積を拡大した。
また、カーボンファイバーフィラメントをサイドウォール部に配合し、高バンク時の安定性、機敏で正確な操舵特性、スムーズな操舵過渡特性をもたらし、安心感のあるハンドリングを実現する。同社独自のプロファイル設計IRPは、サイドをテーパー形状にすることで従来よりも高さのあるプロファイルを実現。優れた旋回応答性を可能にするとともに、コーナリング時のタイヤ接地面積を拡大させた。
さらにランド比率を高くしたスリックライクパターンにより、張り付くようなコーナリングを実現。フルバンク時のバンク角は62°と、モトアメリカ(全米スーパーバイク選手権)シリーズにて使用されているレーシングスリックタイヤに匹敵する。
発売サイズはフロントが120/70ZR17の1サイズ、リアが180/55ZR17、180/60ZR17、190/50ZR17、190/55ZR17、200/55ZR17の5サイズ。価格はオープン。
ダンロップ、米国生産の二輪用高性能スポーツラジアルを日本市場投入へ
2018年12月14日(金) 15時12分
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