ホンダ・ステップワゴン(参考画像)

ホンダは、『ステップワゴン』など4車種について、テールゲートオープンステーに不具合があるとして、国土交通省に改善対策を届け出た。

対象となるのは『ステップワゴン』『ステップワゴン スパーダ』『N-BOX+』『N-BOX+カスタム』の4車種で、2009年9月21日〜2018年9月20日に製造された59万3815台。

テールゲートオープンステーのボールスタッドを取付けるテールゲートヒンジの締結座面穴径および、ボールスタッドの締結座面径の指示が不適切なため、テールゲート開閉操作を繰返し行うと締結座面が座屈するものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ボールスタッドが緩み、最悪の場合、ボールスタッドが折損しテールゲートが突然降下するおそれがある。

さらに、下側ボールジョイントと車体側ボールスタッドの取付部構造、または上側ボールジョイントと車体側ボールスタッドの組付け作業が不適切なため、ボールジョイントと車体側ボールスタッドを固定するクリップが浮くものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、テールゲート開閉の繰返しにより、ボールジョイントが車体から外れ、テールゲートが突然降下するおそれがある。

改善措置として、ボールスタッドについては全車両、締付けトルクを点検し、緩みのあるものは新品のボールスタッドと交換。緩みのないものも含め、ボールスタッドを新たに設定したトルクで締付ける。一部車両については、ボールスタッドに緩み防止剤も塗布する。ボールジョイントについては、防止カバーを追加する。

不具合は193件発生、人身事故が2件起きている。市場からの情報により届け出た。

改善箇所(ボールスタッド) 改善箇所(ボールジョイント)