(新聞ウォッチ)

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。


2018年10月16日付

●消費税10%来年10月、首相表明景気対策指示、中小店で2%還元へ(読売・1面)

●日米「為替」火種化も、財務長官発言、日本、警戒強める、物品協定交渉(読売・7面)

●お年寄りの足確保定期券タクシー、長野・諏訪で実証実験(朝日・3面)

●車で攻め、農業で守る茂木氏、対米交渉スタンス(毎日・4面)

●IoT未来の生活一変、シーテックきょう開幕(毎日・6面)

●出光・昭和シェル統合、新会社社長に出光の木藤氏(日経・1面)

●不確実性の波身構える市場、日経平均反落423円安(日経・3面)

●スズキ「先手必勝」次はミャンマー、「スイスト」投入、インド成功手本に(日経・8面)

●フェイスブック2900万人流出、「日本人も被害の可能性」(日経・13面)

●ポルシェ変心、EVシフト「ガソリン」より高加速、25年まで5割(日経・15面)

●車載端末、声でアプリ連携トヨタ(日経・15面)


ひとくちコメント

世界最大の交流サイトを運営する米フェイスブックから大量の個人情報が流出したことについて、菅官房長官は「フェイスブック側から政府の個人情報保護委員会に日本人の情報も流出した可能性があるという報告があった」として、「事実関係の確認などを行っている」ことを明らかにしたという。

フェイスブックでは2900万人の利用者の個人情報が流出し、このうち1400万人については、名前や電話番号のほか、誕生日や職歴なども流出したと発表。きょうの日経も「改めて管理態勢が問われそうだ」と取り上げている。

一方で、きょうの毎日は社会面で「本物のパスワード(PW)を記載し、『あなたの恥ずかしい動画を入手した』などと脅して仮想通貨での支払いを求める脅迫メールが横行している」と報じている。米フェイスブックなどから大規模に流出した個人情報やPWが使われた可能性もあり、「警察当局やセキュリティー団体は、要求に応じず、PWを変更するよう呼びかけている」と伝えている。

記事によると、「仮想通貨を要求する脅迫メール」は、今夏ごろから複数パターンの英文が国内で流通し始め、9月からは日本語でも出現。「コンピューターウイルスを仕掛け乗っ取った」「ポルノを見ている姿を撮影した」「ばらまかれたくなければ、ビットコインを送金しろ」---などと脅す内容が特徴だという。

実は先日、私のパソコンにも突然同様のメールが送信されてきた。以下はその文面の一部である。…………

こんにちは、××××の親愛なるユーザー。
あなたのデバイスに1つのRATソフトウェアをインストールしました。
この瞬間、あなたのメールアカウントはハッキングされています(今、私はあなたのアカウントにアクセスできます)。
あなたのシステムからすべての機密情報をダウンロードしました。私はいくつかの証拠を得ました。
私が発見した最も興味深い瞬間は、あなたのマスターベーションのビデオ記録です。
私はポルノサイトに自分のウイルスを投稿し、それをあなたのオペレーティングシステムにインストールしました。
(以下省略)…………

千葉市の幕張メッセではアジア最大級の家電や情報技術の展示会「シーテックジャパン」(CEATEC JAPAN)が開幕。あらゆる機器をネットワークにつなぐ「モノのインターネット(IoT)」の最新技術を展示しているが、便利になれはなるほど脅迫メールなどの個人情報の流出に対するセキュリティ対策に必要以上に神経を尖らせなければならない恐ろしい時代でもある。